春の防災研修を実施しました。
2025年04月14日
お知らせ
4月12日(土)午前9時から、北山田町では「春の防災研修」を実施しました。
この研修は、北山田町の防災委員会委員、町役、女性部委員及び頭役を参加者として、まず、防災委員長による①想定される北山田町の地震被害、②注目すべきは第二次被害、③地震発災時(震度5以上)の防災委員の活動について講演。次に、「消火器」及び「消火栓」の取扱いについてのDVD視聴。続いて、湖南広域消防局西消防署職員さんから「令和6年能登半島地震活動報告」を全国緊急援助隊として救助活動に出向されたときの状況について公演いただきました。我々の手で、地震や液状化を防ぐことはてきませんが、二次災害である火災は、自主防災会組織員の協力があれば、被害を最小限にとどめることは十分可能です。北山田にとって、大きな被害をもたらす恐れのある「琵琶湖西岸断層帯による地震」と「南海トラフ巨大地震」には、十分な備えが必要です。これらの巨大地震は、当町のみならず、全国的に多大な被害をもたらすため、他の地域からの受援も期待できないと考えられます。
大きな災害になればなるほど、消防署の活動は分散されますので、公助を待つのではなく、自分たちの町は、自分たちで守らなければなりません。
今回の研修を通して、大地震の恐ろしさだけを感じるのではなく、発災後の初期段階における「自助・共助」について、「自分は何をすべきか」を研修出席者にはご理解いただけたのではないかと思います。また、研修終了後、旧農業集落排水施設をリフォームした「北山田町防災センター」を見学し、市の補助を受けて購入した防災備品等の確認をしていただきました。