4年生「フナの稚魚の放流体験」
2025年10月21日
新着情報
フナの稚魚の放流体験
10月20日、4年生が北山田漁港でフナの稚魚放流の体験をしました。ここ20年近く、漁業組合の漁師さん達のご協力のもと行われているもので、県内でも山田小の子ども達だけが体験させていただいているのだそうです。有難いですね。漁港から4隻の漁船に分乗して南の方に出ました。他の船の友達に手を振ったり、水鳥を見て歓声をあげたりして、それだけでも充分楽しそうでした。途中の湖上で、2月頃から育てられているというフナの稚魚を受け取り、一人ずつバケツにもらって、船上から放流しました。その後、琵琶湖に増えてきた水草取りの作業の様子を見学しました。下船後は、県の水産課の方から「南湖再生活動」についてお話をお聞きしました。琵琶湖の12分の1に当たる南湖の問題点(湖岸の整備、水草の増加、湖底の泥質化、外来魚の増加など)を話されました。これらの問題を解決するにはどうしたらよいか考えるのも、今後の学習課題になりそうです。5年生になったら、学習船うみのこに乗り、北湖にも出て行きます。その時に今回の体験を思い出してくれるといいなと思います。日本一の琵琶湖を守るために、漁業者さん他、あらゆる方面で奮闘されている方々の存在を心に留めて置いてほしいものです。貴重な体験にご協力くださった方々に感謝申し上げます。
(地域コーディネーター 中島民恵)