3年生「『青花探検隊』の学習」

2025年09月05日
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3年生「『青花探検隊』の学習」
9月4日(木)3年生が『青花探検隊』の学習で、筝演奏家の麻植美弥子さんと理恵子さんを講師にお迎えして、木川町にまつわる民話【青花の紙】のお話を聞きました。朗読と十七絃筝のための【青花の紙】というもので、筝の音色をバックに、キヨという娘を主人公にした民話の朗読です。母親と貧しい暮らしをしているキヨは、ある夜、夢に出てきた観音様のお告げで米に恵まれますが、魔が差して欲深くたくさん取ったので、米が貰えなくなりました。キヨは欲深い自分を悔い改め善行に努めますが、心は晴れないままでした。ある夜、また観音様が夢に現れ、欲を出したので白い米を黒い粒に変えたと告げられます。お告げどおりに黒い粒を畑に蒔いて育てると青い花が咲きました。その花を摘み、絞った汁を和紙に染み込ませて乾かしました。その和紙を京の友禅問屋が下絵描きに使うからと高く買ってくれました。そのお金で薬を買うことが出来、母親の病気も治りました。その話を聞いた村の人々も青花を育てるようになり、木川では青花の紙が盛んに作られるようになった、というお話です。
3年生の子ども達も、実際に青花を育て、暑さの中で花を摘む体験をしています。そして、『山田こども園の子どもたちに青花のことを教える絵本や紙芝居を作る』というゴールに向かって学習していることもあり、熱心に聞いていました。初めて目にする十七絃筝にも興味津々の様子でした。4年生になったら筝の学習があると聞き、その時が待ち遠しいという感じの子ども達でした。来年、実際にお筝に触れたら、また新鮮な感動が得られることでしょう。楽しみですね。
(地域コーディネーター  中島民恵)
 

 
 

 

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